在来和種馬・ヨナグニウマを大好きな私たち家族が石垣島の北のはしっこ・
平野で小さな牧場を作りました。
私たちの牧場には、ヨナグニウマを中心とした馬たちがいます。
かつては日本中にいた在来和種馬は、人々と共に暮らし、生活を支えて
来てくれました。しかし現在、その数は減り、在来和種馬という存在さえ
知られていないぐらいです。
人と馬、現代の人々と在来和種馬の架け橋になれたら!
石垣島馬広場の看板は、その想いを虹のモチーフにこめて作りました。
自然が豊かに残るこの土地で、ゆっくりと時間が流れる中、小柄で愛らしく
たくましいヨナグニウマたちと過ごし、少しでも素晴らしさを
感じてもらえたら嬉しいです。
在来和種馬、8種類の中の一種。在来和種馬はかつて日本中にいて、人々と共に暮らし、
田畑を耕し、移動手段や背中にたくさんの荷物を載せて運搬手段として活躍していました。しかし戦争の為に大きな馬が入って来たり、車や農具の機械化が進んだため数は
激減しました。
与那国島は厳しい海に囲まれているために馬の運搬が難しく、また大きな放牧地が残って
いるため純粋に近いかたちで残って来たと言われています。
その与那国島でさえも、かつては各家庭といたといわれるヨナグニウマが機械化とともに
数は減り、現在は放牧地にいる馬を含め120頭ほどになっています。
ヨナグニウマはとても小柄で、体高約120cm、体は鹿毛といわれる茶色一色、
蹄は固く蹄鉄を付けていなくても強いという特徴を持っています。
小柄ではあるけど、大人を乗せても活躍してくれます。
かつて馬たちには“仕事”があり、人々に必要とされていました。
馬たちの“仕事”がなくなったことから馬たちが激減したのです。
与那国島では保存と活用の為に『NPOヨナグニウマふれあい広場』が活動しています。
”たくさんの方たちを楽しませる”ということを現在の馬たちの”仕事”として活用、
保存につなげています。
石垣島馬広場も同じ想いで、できるだけたくさんの方に在来和種馬、ヨナグニウマを
知ってもらうきっかけになったらと思います。